本日の1枚 矢野顕子
- アーティスト: 矢野顕子
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2013/02/06
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
タイトルどおり、全曲清志郎なカヴァー・アルバム。そりゃ矢野顕子で清志郎なら悪いわけないだろうと、些か反則気味な企画盤である。
ピアノの弾き語りだろうと聴き始めたら、1曲目の『500マイル』でビックリ。確かにピアノ主体ではあるものの、エレクトロニカ感性の実験的なアレンジ。これは意外で、いきなりガツンとやられた感があり。
2曲目以降はシンプルにピアノ主体な曲が続きますが、どの曲もまるで原曲を無視したかのような歌にまたビックリ。
例えば『デイ・ドリーム・ビリーバー』なんて、有名曲なのにたぶん歌詞を聴かないとカヴァーだとわかんないんじゃない、てくらいにメロディすら矢野顕子節。
しかし、何回か繰り返して聴いてるうちに、やっぱり清志郎の曲だなぁ、いいなぁと実感してくる。思い切り矢野顕子なのに、同時に清志郎が現れてくる。なんと素敵なカヴァー・センスでありましょう。
お気に入りは、冒頭の『500マイル』と、ふにゃふにゃと浮遊するよなアレンジの『多摩蘭坂』。
あとはまぁやっぱり、2人で歌った『ひとつだけ』は名曲ですねぇ。
ひとつだけ