本日の1本 ストリッパー・ゾンビランド
- 出版社/メーカー: オデッサ・エンタテインメント
- 発売日: 2012/09/07
- メディア: DVD
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謎のウイルスにより、女性たちがストリッパーゾンビになってしまった米国。独自の生存ルールをもとに生き残ったオタク青年は、マッチョなゾンビハンターに出会い、、、というストーリーです。
(以下、ネタバレありです。)
かの名作「ゾンビランド」のパロディでありますが、ゾンビはすべてストリッパーです。
これまでにもストリッパーなゾンビ作品は数多くありましたが、すべてストリッパーがゾンビになったもの。しかし、この作品は違います。ゾンビウイルスに感染するのは女性のみで、ゾンビになると同時にセクシーな下着を着用し、ストリッパーになるのです!
嗚呼、なんとアホらしい設定。それだけでもうOKであります。
女性たちが男どもを喰い散らかす映像でスタートする凄惨かつアホっぽいオープニングがまた秀逸。
予算的な問題でしょう特撮グロシーンに難があるのですが、様々なアイデアを次々と繰り出していくスピーディさにより、最後まで面白さが失速しないよう工夫が凝らされています。
いきなりストリートでラップしてる男(ラッパーを演ずるのはダニエル・ボールドウィン!)の前で踊っているストリッパーゾンビたち。
そう、ストリッパーだからダンスミュージックがかかると踊ってしまうのですね。特にヒップホップがお気に入りだとか。
こういったストリッパーの習性(?)が、主人公オタク青年の生き残りルールにも活かされてきます。
そうそう、前述のとおり、基本的なストーリーの流れは「ゾンビランド」なのですよ。(ゾンビでない)女性2人と連れになり、彼女たちが目指す地まで一緒に旅するロードムーヴィー的なお話が軸になります。
しかし、その女性の片方がキレてナイフでゾンビを殺しまくったり、
あるいはゾンビハンターがキレてチェーンソーでゾンビを殺しまくったり、
深い意味なくゴアな殺害シーンを盛り込んできます。ただ単に血糊べったりな映像は正直イマイチだなぁ。
ストリッパーゾンビを調教しようとしているマッドサイエンティストが登場したりとか、どうでもいい展開はまぁ好いかな。あまりにアホっぽくて。
そして、大群に囲まれた大ピンチを切り抜ける秘策、札束を空中にバラまきます。すると、襲いかかろうとしていたゾンビたちは札束に殺到。
ルール「ストリッパーは金に目がない」。ああ、アホらしい・・・。
あまりにアホらしいストーリー、そしてイマイチな映像。それにも関わらず、なぜか好感を持って観てしまう作品でありました。
なんというか、ゾンビ愛を感じるんですねー。
ダニエル・ボールドウィンの他、トロマ社長ロイド・カウフマンや、B級ホラーの女王リネア・クイグリーなども出演しているしね。